本番形式の練習を心掛けましょう
入試が試合・大会だとしたら、今はひたすら練習試合やリハーサルを繰り返す時期です。
過去問や入試問題実戦形式のテスト、または難易度が入試に近い小テストなどで、本番に近い状況を想定して練習を繰り返しましょう。時間配分や解く順番、などもセットで確認をしておきましょう。
過去問などが2回目以降の解き直しになる場合は、時間制限を短く設けて、それなりの負荷がかかるようにして練習をしましょうね。
あえて厳しい言い方をするならば、この時期にひたすら基礎練習をすることはオススメしません。ノートまとめなどは「やった気になる」ことはできますが、実際にそれで入試の得点が上がるかというとちょっと時間がかかりすぎます。
この時期の基礎の強化は、練習試合やリハーサルで見つけた課題克服をするために、短期集中で行うべきです。
実戦さながらの練習試合やリハーサルは、確かにしんどいです。でも、そのしんどさが受検生たちを成長させます。点数など結果の出る怖さもあるでしょう。でも、その怖さを乗り越えた先にしか合格はありません。早めに状況を知っておけば、対策もできます。
結果を恐れずに、ただただ愚直に、【練習試合→課題解決】のプロセスを実行していきましょう。
ちなみに、その際の注意点は、目標点数に応じた問題を解くこと。すべてきちんと対策したいのは山々ですが、時間は有限ですので、自分の目標点数に応じた「解くべき問題」を予めピックアップして練習をする必要があります。
目標点数から逆算して、「解くべき問題」以外の問題の練習は、後回しにしましょう。例えば、数学の大問8の(2)や図形の証明問題、英語のリスニング+英作文問題などがそれに当たることが多いですが、志望校や個々の得意不得意によっても「解くべき問題」はもちろん変わります。
自分の「解くべき問題」を把握しながら【練習試合→課題解決】を繰り返す。これが合格への近道です。
残り僅かな時間でも、まだまだできることはあります。最後の最後の最後まで、勝利を信じてそのために時間を使うこと。心から、心の底から、応援しています。
緊張感も徐々に高めていきましょう!