こんにちは。
いつも当ブログを読んで頂き誠にありがとうございます!(^^)!
守谷久保ヶ丘校 室長の赤根です。
模試を受ける大切さを3回に分けて更新致します。これから数多くの模試を受けることになる皆さん、模試の意味をしっかり理解し活用して下さい。
「模試は、志望校への合格可能性を知るために受けるんでしょ。」
そう思っている人は、残念ながら模試を受ける資格の無い受験生です。もちろん合格判定から現時点での可能性を知るためという目的もあることにはあるが、模試の合格判定はあくまでオマケみたいなもの。まずは模試を受ける本当の意味をきちんと理解しましょう。
ラップタイムとしての役割
受験をマラソンに例えると分かりやすい。42kmを目標タイムで走り切るためには、途中通過地点ごとのラップタイムを計測し、目標タイムとのズレをその都度確認して修正を図る。受験もこれと同じで、ゴール(=入試当日)まで何の計測もなしにひたすら進んでいくと、自分が今どの辺の位置にいるのか、目標までどれくらい近づけているのか、または離れているのかが分からず、受験勉強の修正がきかない状態になってしまいます。
受験において、模試はマラソンで言うラップタイムの役目を果たすと考えてよい。途中経過を定期的に測定し、またそれをモチベーションとするために受けているのだと心得よう。そのためには、入試までにできれば月に複数回のペースで模試を受けるのが理想的です。(大学受験の場合は、月に1回で良いかと思います。)
健康診断としての役割
模試を受ける目的として最も重要なことは、合否判定を知るためではない。模試を受ける一番大きな目的は、自分の弱点や強みを知り、現状を把握して今後の受験勉強計画に役立てるためだ。これ、本当に重要なのでよく覚えておいて欲しい。
模試は健康診断に似ていると思う。健康診断は、どこかが悪いみたいな結果が出たら、良くするための対策を練るだろう。大切なことは、「現状の確認」と「その対策を講じる」ことだ。模試を受けたら受けっぱなしで、「あぁ、今回は計算ミスをした」だの「いつもより悪かった」だの、程度の低い「確認」しかせず、何の対策も練らないのなら、模試を受ける意味はほとんどないといって良い。健康診断で「悪いですよ」という結果が出ているのに、何にも日常生活を変えようとしないのと同じ。
本番の雰囲気に慣れる役割
学校の教室での模試や塾の中で模試と、会場模試での模試を受ける両方をオススメする。受験は、いつもの慣れ親しんだ教室の中で、知っている人ばかりの雰囲気で受けるのではないからだ。模試会場で模試を受けることで、前日の持ち物準備から受験票の確認、会場までの行き方や交通機関の確認、知らない人ばかりの中でテストを受ける雰囲気、休憩時間の過ごし方など、本番と同じような色々なことを経験できる。
せっかく模試会場で受験しても、友達同士約束し合って模試会場まで一緒に行ったり、休憩時間は友達とワイワイ話したりしている人も見かけるが、これでは模試会場に出向いてまで模試を受けるといったメリットを全く生かすことができない。模試には、本番と同じ気持ち、同じ形式で臨む方が得られるメリットが大きい。
次回は 正しい模試の受け方です。