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久保ヶ丘校 模試は終わってからが最も大切!模試の復習法

こんにちは。

いつも当ブログを読んで頂き誠にありがとうございます!(^^)!

守谷久保ヶ丘校 室長の赤根です。

模試を受ける大切さを3回に分けて更新の今回が最終回です。10月の実力テストや学校の中間テストが返却されています。今こそ真の力を身に付ける時です。最終回は、模試の復習方法です。

 模試は受け終わってからどうするかという行動が、模試を120%活用できるかどうかの一番の鍵となります。模試は長丁場で疲れるもの。模試を受け終わってから、疲れたからという理由でその日は何もしないという人がいるが、模試はできればその日のうち、最低でも翌日までには自己採点をして復習をするべきだろう。昔から「鉄は熱いうちに打て」というが、模試も自分の考え方や解き方を鮮明に覚えているうちに復習した方が、受験勉強における効果は断然違ってくる。

まずはザッと自己採点

 前回、自分の解答を問題用紙にメモをしておくように書きましたが、そのメモを頼りにまずはザッと自己採点をしてだいたいの得点を出してみよう。記述式の問題で、自分の解答が正解かどうか分からないモノに対してはそれほど神経質にならなくても良い。どうせ後で正確に採点された答案が返ってくるのだから。

間違えた問題を、解説を見ずにもう一度解き直してみる

 ザッと自己採点をし終えた後は、◯と△のマークをつけた問題で間違えたものを、もう一度解き直してみよう。そのとき、模範解答の解説はまだ見ない。もう一度自力でやってみることが大切。それで、自力で解けたものと解けなかったものに分類する。

 解説を見ずに自力で解けたということは、つまり自力で解答できた問題を、ケアレスミスか何かによって間違ってしまったということ。こういう問題に対しては、なぜケアレスミスが起こってしまったのかという原因を突き止めることが大切。これらの「自力で解けた問題」を、最初から正解に持っていくことができれば点数はグンと上がる。ケアレスミスの原因を突き止めた後は、どうすればそれを防げるかの対策をしっかりと考えることが点数アップへの近道だ。

解き直ししても解けなかった問題や×知るイの問題の原因を考える

 上記の解き直しのとき、自力で出来なかった問題や、×印の問題で手を付けられなかった問題に対して、「なぜ分からないのか」という理由を考える。だいたい、その分野の基礎力不足にあるので、教科書やテキストを引っ張り出して、「どの分野が分かっていなかったから出来なかったのか」という原因を探ろう。

解説を読んですんなり分かればよいが、解説を読んでもあまりピンとこなければ、もう一度ガッツリとその分野をやり直す必要がある。模試ノートや勉強計画表に、どの科目のどの分野をやるべきなのかをリストアップして、次の模試までに計画的に手をつけていこう。

解説を読んで分かった問題については、模試ノートに解き方や考え方の手順、ポイントとなることをしっかりと明記しておくこと。そして、次の模試の前に模試ノートをザッと復習すると良いだろう。

模試ノート(間違い直しノート)に書くべきこと

 模試を120%活用するためには、必ず模試ノートを作ること。模試ノートには、模試を受けるごとに全体の総括とこれからやるべきこと、間違えた問題の原因と解説を書き留めていく。
書くことをリスト化してみると、

  • 模試を受けた日付
  • 各科目の点数、偏差値
  • 自分なりの間違えたところの分析

(例)数学:大問1と大問2での計算ミスが2問あった。落ち着いて解けばこれは防げたハズ。計算時、累乗の字が雑になっていたことが原因なので、途中計算の累乗の数字はなるべく大きく書く。図形の問題をどうするかがこれからの課題。まずは平面図形の基本から復習する必要がある。など・・・

  • 模試を受けて、これから改善しなければならない単元

(例)数学の図形問題。中1の空間図形(体積や表面積の問題)、中2の図形の証明(特に平行四辺形らへん)、中3の図形は相似の基礎からもう一度解く。問題集○○ページから○○ページまで。など・・・

  • 各科目の模試直し(解説を読んで分かった問題)と解き方のポイント

これを、模試ごとにキッチリとやりこなす。模試ノートに記録していくことで、模試から現状の分析、次の模試までの対策とやるべきこと、模試の復習まですることができて、受験勉強の計画が非常に立てやすくなる。これは、高校受験だけでなく大学受験まで通じるワザなので、今のうちに模試の活用の仕方を身に付けておくと大学受験まで通用します。

まとめ

 以上が正しい模試の活用法だ。この活用法の中に、「合否判定」についてほとんど触れていないことでも分かるように、合否判定はあくまでオマケと考えること。それなのにオマケの部分しか見ない受験生が本当に多すぎる。

模試は練習試合と同じ。勝つこともあれば負けることもある。練習試合でたまたま勝ったからって、試合本番でも必ず勝つとも限らないし、その逆もしかり。模試の判定が合格圏だったからと油断する人や、再考圏だったからと自暴自棄になってしまう人がいるが、練習試合の結果には決して踊らされてはいけないことを肝に銘じよう。

 

第1回 模試を受ける本当の意味 こちらをクリック

第2回 正しい模試の受け方 こちらをクリック